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気管支炎

気管支炎とは、気管支に炎症を起こした状態のことをいいます。

息を吐く時に「ゼーゼー」、「ヒューヒュー」という呼吸音がしたり、呼吸が苦しくなったりします。

発症すると鼻汁やくしゃみなどにつづいて咳と痰がみられます。発熱を伴う場合もしばしばあります。気管支炎は原因によって治療方針が異なり、風邪と判断して様子をみていると症状が改善せず、むしろ増悪してしまい呼吸が苦しくなって日常生活が思うように送れなかったり、夜苦しくて眠れなくなったりします。

急性気管支炎と慢性気管支炎

数日から数週間で治癒する急性の気管支炎と3か月以上症状がつづく慢性の気管支炎に分かれます。

急性気管支炎は発熱や膿性痰を伴うことが多く、ほとんどがウイルス性の感染症になります。10%程度にマイコプラズマや百日咳などの細菌性感染症の場合があり、この場合は抗菌薬の内服が必要になります。

慢性気管支炎は、3か月以上症状が続いた場合に診断されます。慢性的な細菌の感染や、咳喘息やアレルギー性の疾患の可能性もありますので、早期の精査治療が肝心になります。

風邪のあとに咳が持続することも

鼻閉、鼻汁、咽頭痛を伴った、いわゆる風邪をひいた時も咳が生じでる場合があります。

特に風邪を引いた後に症状は治ったのに咳だけ残ってしまう事があり、感染後咳嗽と診断されます。適切な治療を行えば咳嗽は改善しますので、クリニックにいらしてください。

慢性気管支炎

3か月以上症状が続いた場合に診断されます。膿性痰がでる場合、肺の疾患も併発している場合があり、まずは胸部レントゲンやCT検査を行い精査します。

長年喫煙歴がある場合は肺気腫の可能性もありますので、レントゲン、CTに加えて呼吸機能検査を行うことで診断することができます。

副鼻腔炎に伴う後鼻漏でも咳がでますので、鼻閉や膿性の鼻汁がある場合は注意が必要です。

膿性の痰がでず、空咳のみの場合は咳喘息やアレルギー性の咳嗽を疑います。

夜間や早朝に症状が多い場合は咳喘息、季節性の変化、環境の変化で症状が出る場合はアレルギー性を疑います。また、食事に関係して咳嗽が出る場合は逆流性食道炎の可能性も考慮しなくてはいけません。

慢性の気管支炎の場合、症状の出現するタイミングが重要になりますので、クリニックを受診される際に詳しくお伝えください。

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