ふらつき、めまい
めまいやふらつきは様々な病気で引き起こされる症状です。めまいといってもさまざまな表現をされる場合があり、天井がぐるぐる回るような感じとか、地面がゆれている、船酔い、車酔いのようで気持ちが悪いとおっしゃる方もいます。
身体の平衡感覚や位置の認識に障害が起きているときもあれば、血流の低下で起こる場合もあります。前者は、脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など)や耳の障害(良性発作性頭位めまい症、メニエール病など)が代表的な疾患で、後者は徐脈、降圧薬内服による低血圧や貧血、起立性の低血圧、脱水、低血糖などがあげられます。
めまい以外の症状は原因によって異なることが多く、正確な診断を行うために重要になります。脳卒中の場合は、めまい以外に上肢下肢に動かしづらさが出てきたり、しゃべりづらさが出てくる事が多いです。耳の障害の場合、聞こえづらさや耳鳴り、嘔気嘔吐、体動時の症状増悪などがあげられます。極端に脈が遅くなっている場合は、徐脈性の不整脈の可能性があります。失神する場合もありますので注意が必要です。めまいふらつき以外にも息苦しさが生じた場合は、心臓の病気の可能性もありますので、はやめの受診をお勧めします。