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甲状腺疾患

甲状腺とは、首の真ん中でのどぼとけの下くらいにある、蝶々型の臓器です。
気管の外側にくっついています。普段は首を触ってもわからないことが多いですが、甲状腺が腫れてくると首が太くなったり、触るとしこりが触れるようになります。

甲状腺は甲状腺ホルモンを分泌することで、体の新進代謝や成長を調節する大切な臓器です。
甲状腺疾患は若い女性に多く、月経異常や不妊などの原因にもなりますので、女性は特に注意が必要な病気といえます。

甲状腺の病気

甲状腺の病気は大きく分けて3つあります。
甲状腺の機能が亢進する場合、機能が低下する場合、腫瘍ができる場合です。

甲状腺機能亢進症(バセドウ病)

甲状腺が亢進する場合は、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)といます。
他に一過性に甲状腺機能が亢進する事があります。
動悸がしたり、いらいらがとまらない、手の震えや発汗、倦怠感が出ることが多く、代謝が異常亢進するため、食べても体重減少が起きます。
また、眼球の突出で目が大きく飛び出したような顔貌になることがあります。
心臓がどきどきする事で受診された場合は、原因検索として甲状腺の検査を行います。

甲状腺機能低下症(橋本病)

甲状腺の機能が低下している場合は甲状腺機能低下症(橋本病)といいます。
甲状腺の機能が低下すると、無気力や意欲の低下、下肢や顔面のむくみ、全身倦怠感、便秘や認知機能の低下などが起きます。
また、ヨウ素を大量摂取すると、甲状腺ホルモンの生成を抑制することがあります。
毎日昆布を大量に摂取したり、うがい薬を多用することで引き起こした事例がありますので要注意です。
また、不整脈の治療薬の中に、薬甲状腺の機能を低下させる副作用があるものがあります。
その薬を内服している患者様は、定期的な検査で甲状腺の機能をチェックする必要があります。

甲状腺の腫瘍

甲状腺の腫瘍は自覚症状に乏しいことが多いです。
首を触ったときに偶然しこりを触れたり、首が太くなって気づく事があります。
甲状腺の腫瘍には良性のものと悪性のものがあります。
疑われた際は超音波検査を行ったり血液検査を行い見極めていきます。


これらの甲状腺の病気は、血液検査を行うことである程度判断する事ができます。
治療可能であれば当院で治療を行いますが、より専門的な治療が必要な場合は、しかるべき医療機関への紹介を行っていきます。

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