メニュー

肝不全

肝不全とは高度の肝障害により、肝臓の機能が破綻し生命を維持することが困難になった状態です。
急性のものと慢性のものがあり、どちらも予後不良となる重篤な病態です。
肝臓は栄養の貯蓄や解毒、免疫や消化の補助と多彩な役割を担っている臓器です。
自覚症状に乏しく、肝疾患が進行して初めて症状がでる臓器でもあります。

原因

急性肝不全の場合、薬剤による肝臓の障害や、ウイルス感染症、自己免疫病による肝臓の障害で起こることが多いです。
慢性肝不全の場合も様々な原因がありますが、ウイルス感染や脂肪肝、アルコール性肝障害により肝硬変に陥っている状態からさらに進行した病態です。

症状

症状としては、強い全身倦怠感や意識障害、手の震えなどがあります。
食思不振や嘔吐を訴えることがあり、黄疸や出血傾向などを認めることがあります。
全身の浮腫や腹水で腹部膨満感を訴える事もあります。

検査と治療

血液検査を行い肝臓の数値が高くなっている場合、肝臓の病気をうたがい精査を進めます。
治療は原因となる肝臓疾患の治療になります。
放置していると肝硬変など不可逆的な変化が起きるため早期の診断治療が必要です。
疑わしい場合は速やかに専門医療機関をご紹介いたします。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME